エピソード1
捨て犬・迷い犬からかけがえのない家族の一員へ
当店スタッフが通っている理容店でのお話です。
今から約7年前のある日の早朝、理容店のドアの前の手すりに柴犬が繋がられていたそうです。ご主人は困惑しながらも結んであった紐をほどきました。すると柴犬は帰り道を知っているのか、とことこ歩いていったそうです。
そして次の日の早朝、まさかと思いながらもまたその柴犬が同じ場所に繋がられていたそうです。さすがに、2日連続ともなると理容店のご家族もどうしようかという事になり、なくなく愛護センターに連れて行き事情を説明されました。すると愛護センターの方も親身に話の内容を聞いた上で、愛護センターでの受け入れも承諾されました。ただし、一定期間の保護はするものの、その期間内に飼主、または新しい飼主が見つからなければ「殺処分」になるという現実も聞かされました。理容店のご主人は、「万が一にでも殺処分になる可能性があるのなら、家で飼おう」と決断されたそうです。この事が理容店のご家族とこの柴犬との出会いの形だったのです。
現在では理容店の看板犬、そして家族の一員として大切に、そして幸せに暮らしている日々です。ご主人は「この子(柴犬)を飼う事になって本当に良かった。犬を飼うことで理容店ご家族全員での会話が増え、家族関係もとても良くなった」と話されていました。
この話を聞いて、大事なのは飼い始めの形ではなく、飼っていく上でこの柴犬が理容店の家族として幸せに生きている形なのだと感じました。
このようにペットがいることで、家族生活そのものが幸せに感じられる。そんな幸せを一人でも多くのお客様にお伝えし、もっともっとペットとの生活を身近なものに感じて頂ければ幸いです。
エピソード2
奥さんが欲しくて飼った犬が、今では・・・
約1年前に当店でミニチュア・ダックスフントを飼われた夫婦のお話です。
週末日曜日の昼下がりに来店されたご夫婦。犬・猫コーナーで奥様が気になった子がこのミニチュア・ダックスです。奥様と当店スタッフがお話しをし、旦那様は奥様が飼いたいのであれば飼ったらいいよというような雰囲気でした。飼い方等のご説明時にはご夫婦でしっかり聞かれ、安心してお渡しできました。
後日、お買物で当店にお立ち寄り頂いた時に驚きました。飼われた時は奥様次第とおっしゃっていた旦那様が丁寧に、まるで人の赤ちゃんを抱っこするようにしてご来店されたのです。奥様がニコニコしながらこう話されていました。
「飼った日に家に帰ってゆっくりしていると、何も言わないのに旦那様が犬の名前をどうしようか?」とか、「寝る場所はここでいいかな?」とか、「今、オシッコしたよ~。」など、犬のことをものすごく気がけてくれたそうです。さらにどこに行くにも犬のことを中心に予定を組まれるそうです。口数の少ない旦那様が犬を飼ってからというもの、夫婦の会話も増え、前にも増して夫婦仲も良くなったそうです。
「この子(ダックス)を飼って本当に良かったです、私にとっても旦那様にとっても」と。
私たちは全てのペットが幸せに暮らせる環境(大事に飼って頂ける飼主様)にお渡しできることが絶対的使命だと思っています。これからも1匹でも多くのペットを、一人でも多くの飼主様のもとにお渡ししていけるように、精一杯努力して参ります。